国の法律「食育基本法」が施行されたことによって、内閣府をトップに各自治体や市町村で、オリジナリティー豊かな食育活動を行うところが多くなっています。何と言っても子供の頃から、食に対する関心や意識を身に付けることが大切だという考えによって、保育園や幼稚園、小・中学校でも活発な取り組みが行われるようになってきました。
中でも、保育園での食育は、子供だけでなく親と子の食育の場として期待が高まっているといえるでしょう。保育園における食育の例をご紹介しましょう。宇和島市の保育園食育計画です。「飽食の時代」と言われ、何不自由なく食べ物が手に入る時代ですが、その反面「食の問題をかかえた子」が増えているという問題があります。
「食の問題」とは、朝食欠食、偏食、乱れた食事リズム、「食」に対する意欲の低下 、食文化の喪失 、愛情の欠落 などです。宇和島市では、この問題をひとつ1つ解決するために、「ひとりひとりの子供の食営む力を育み、豊かな心と体を育てる」という目標を掲げ活動を行っているのです。子供たちが「楽しく食べる」ことが大切だと考えられている給食がその一つです。
楽しく安心して食べられる給食作りをはじめ、食に対する興味を持つためのクッキング活動も行っています。野菜作りや収穫体験などの取り組みでは、食物や食べることへの感謝の気持ちを養うことができるのです。各保育園独自の発想で、子供たちに食育を分かりやすく伝える工夫を凝らした指導が多くなってきているのは嬉しいことです。
まずは、子供たちの食への関心を高めること。そのためには、何にでも興味を持つ年頃・保育園児への食育は最も適していると言えるのかもしれませんね。今、子供たちが抱えている「食の問題」を受け継がれることがないよう、親子で食に対する意識を高める場となっているのが保育園なのです。